花粉症対策は万全ですか?

平成21年春のスギ・ヒノキ科花粉飛散予測が発表されました

飛散花粉予測

  • 都内平均のスギ・ヒノキ科飛散花粉数は、昨春及び過去10年平均の約8割となる見込み。
    ※スギ・ヒノキ科飛散花粉数とは、飛散シーズン中(おおむね2〜4月)に観測されるスギ花粉とヒノキ科花粉の合計数(累積)
  • 飛散花粉数が「多い」以上の日数は、都内平均で30日前後となる見込み。
    昨春の約34日より少ないものの、過去10年平均の約27日より多い。
  • 飛散開始日は2月15日から17日頃と予測され、昨年の2月20日・22日よりやや早く、過去10年平均の2月15日と同程度となる見込み

    〜花粉症は、予防が大切!飛散開始日の2〜3週間前から始めよう〜

2008年シーズンと比較すると北日本ではやや少なく、東海から西日本では多くなるでしょう。
今年の飛散花粉数は西高東低と西日本は昨年に比べ多い見込みです。 
花粉症の方は花粉予報等を参考に、飛散開始前に早めに服薬するなどの対策や、飛散時にはマスク着用等外出時の対策を行うなど、健康管理に気を配りましょう。


今までは花粉症に発病していなくても、少量の花粉でも引き金になる可能性がありますので注意が必要です。
ともあれ早めの花粉対策が非常に大事になります。


花粉症の原因とメカニズム

花粉症は空気中に飛散している植物の花粉が原因で起こるアレルギー疾患です。
花粉症というと春のスギ花粉が有名ですが、他にも初夏のカモガヤ花粉症、秋のブタクサ・ヨモギ花粉症と実は
1年中花粉症はあるのです。

花粉症は戦後、特にここ20年ほど前より急速に増加し始めました。
原因の1つに戦後各地に植林されたスギが成長し、大量に花粉を飛ばすようになったからといわれています。
また、車の吐き出す排気ガスなどの大気汚染やハウスダストと花粉との関係も考えられています。


アレルゲンとなる植物の花粉カレンダー
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ハンノキ - - - - - - - - -
スギ - - - - - - - - -
ヒノキ - - - - - - - - -
コナラ - - - - - - - - - -
カモガヤ - - - - - - - - - -
ブタクサ - - - - - - - - -
ヨモギ - - - - - - - - -
カナムグラ - - - - - - - - - -
セイタカアワダチソウ - - - - - - - - - -

花粉症対策

免疫力を高めよう

間のからだには外から進入してきた異物(ウイルス、細菌、毒素)を取り除いたり、やっつけたりして体を守ろうとする能力があり、これを「免疫」と呼んでいます。
ところが、年をとったり、体力が落ちてくると免疫力が低下してきます。
また過労やストレスに大きく影響されます。
「免疫力を高める方法」としては医療の各分野で研究されていますが、とりわけ漢方薬療法・自然薬療法が安心で効果的です。 
東洋医学でいう気、血、水のバランスを調整したり、体内浄化、体力をつけることにより免疫力・自然治癒力を高めようというわけです。
抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、ステロイド系の薬といった西洋薬で一時は治まるが、
長期服用が心配という人には漢方・自然薬がよろしいでしょう。

心がけ

  1. 晴れて暖かく、風の強い日は外出をさける。
  2. メガネ、マスクは必需品
  3. 帽子や服はなるべくつるつるした生地のものを着用する。
  4. うがい、洗顔、鼻洗浄をおこなう。
  5. 窓を閉める。
  6. こまめに掃除。(水ぶきが効果的です。)
  7. 洗濯物は室内で干す。
  8. 体を冷やさない。冷たい飲食をさける。

養生法

  1. よく眠る。・・・ 睡眠は6時間以上かならずとりましょう
  2. ストレスをためない。・・・ストレスは自律神経を不安定にし、ちょっとの刺激に対しても反応してアレルギーを引き起こす。
  3. 急激な温度変化をさける。・・・温度変化が体調のバランスをくずした結果、自律神経を不安定にします。
  4. 冷たい物の飲食は避ける。・・・冷たい飲食物は胃腸を冷やし、消化機能を低下させ、その結果鼻水の原因にもなります。 
  5. 刺激興奮性食物を避ける。・・・アクのある山菜、根菜類や柑橘類(オレンジ、グレープフルーツ、はっさく等)は粘膜を刺激して過敏にします。


花粉症によく使用される漢方と薬草

≪漢方処方≫
小青竜湯葛根湯加味方、麻黄附子細辛湯、排膿散及湯、天津感冒片、銀翹解毒丸鼻淵膏精華鼻淵丸、柴胡清肝湯、苓甘姜味辛夏仁湯、他

≪薬草≫
甜茶、シジュウム茶、菊花、金銀花、連翹、ジュウヤク、他
 
漢方薬は症状、体質により処方が違ってきます。
必ず漢方薬を熟知した漢方の専門家にご相談ください。
きっと良いお薬を処方してもらえるでしょう。

≪漢薬配合剤≫
タウロミン錠


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